
公式サイト引用



評価
- とと
(4.1) - 映画.com
(3.3) - Yahoo!映画
(3.19)
映画『バーバラと心の巨人』は2018年公開のアメリカ、イギリス、中国、ベルギーの4カ国合同作品です。
日本では2018年10月に公開されました。
『ハリーポッターと賢者の石』のクリス・コロンバス監督が制作を務めた作品なので、どれだけファンタジーに溢れた作品なのか楽しみに観ました。
主人公のバーバラには実は巨人と戦うある理由があったのです。
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映画『バーバラと心の巨人』 感想
ととは気になった作品というか、ん?これ面白いかも?って直感で思った作品を観る傾向があります。
この作品もレンタル店で借りるものを探していてふと目に止まり、『ハリーポッターと賢者の石』のクリス・コロンバス監督が制作を務めた作品なので、ものすごくファンタジーにあふれ、巨人と戦うのか、心の友というか、支えが巨人なのか、そのどれかなのだろうと、そんなイメージで観始めました。
物語は、時代背景は現代で、巨人の存在に気づき街や人々を守るため、1人で巨人に挑む少女を描いた作品です。
巨人の存在なんて誰も信じない中、孤独にも果敢に巨人に挑んだ少女は、果たして巨人から皆を守れるのか!?といったファンタジーに満ち溢れた内容だと思ったのですが、観進めていくたびに「ん?何かおかしい」と違和感を覚える様になっていきました。
どうやらこの作品、ただのファンタジーではないようです。
ハリーポッターを彷彿させる映像美

引用元:https://eiga.com/movie/88840/gallery/7/
マディソン・ウルフ演じる主人公バーバラは巨人と戦う少女です。
森に潜む巨人に対して、餌でおびき寄せ無数の罠で撃退しようとします。
少女ながらその罠も本格的なもので、人がかかったらひとたまりも無いんじゃないかという物を作っています。
ただ現れた巨人は、そんな物は屁でも無いくらいデカくて強いんです。
その巨人が襲ってきた映像や、巨人に対して張っていた罠が発動したシーンなどは、さすがハリーポッターを手掛けたクリス・コロンバス監督が製作に関わっているだけあるなという印象でした。
また、心の声が実態に変わってバーバラに話しかけてくるところなんて、不気味で恐ろしい雰囲気がかなり出ていて、ファンタジー好きにはワクワクするような展開なのではないでしょうか。
そんな巨人に対して、バーバラが最後の切り札として用意していた「コヴェルスキー」は北米神話の『雷神トール』のハンマーをイメージした物です。
雷神トールといえば、トトもそうなのですが、marvelファンならすぐに気がつくと思いますが、あの『マイティソー』のソーのモデルになった神です。
そのトールが持っているハンマーといえば、ソーのハンマー「ムジョルニア」が頭に浮かびます。
そのハンマーでバーバラは最後の宿敵、巨人「タイタン」にとどめを指します。
まぁ強いて言えば、実際にバーバラが使ったハンマーがダサすぎたという事でしょうか(汗)。
少女が用意したハンマーという事で、あのデザインなのかもしれませんが、ムジョルニアをモデルにしていてあれは無いんじゃないかと、marvelファンは思ってしまいますが、そこはmarvelファンの個人的な意見なので、聞き流してもらえればと思います。
それにしても、そのようなファンタジーあふれるシーンの映像は迫力あるもで、これから観る方は期待していいと感じます。

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どっちなのかわからない展開

引用元:https://eiga.com/movie/88840/gallery/
バーバラが巨人と戦う物語と書きましたが、時代は現代で巨人なんておとぎの世界の話なので、当然周りの人たちは巨人がいるなんて微塵も思っていません。
さらには、バーバラをおかしな存在だと思っています。
バーバラの家庭も少し複雑なようで、姉がバーバラと弟の面倒を見ています。
反抗期の弟と自分の世界に閉じこもっている妹に手を焼いているようです。
バーバラはそんな周りの態度は全然気にしないで、ただ使命のように巨人と戦い街を守ろうとします。
この物語の流れに、「バーバラは本当に選ばれた人間で、巨人が現れるのを予兆して、巨人倒す勇者的な存在なのか?
それともそういった幻覚を見ていて、なんらかの原因で心が病んでいる少女なのか?」
全くわからなくなってしまいました。
ゾーイ・サルダナ演じる、心理士の先生とのやりとりもあるし、やっぱりバーバラの想像なのか。
でも、巨人との戦いはリアルだし。
観ている感じだとバーバラの幻覚で、心が病んでいる少女なのかなと思ってきましたが、巨人は本物だったというどんでん返しもあるかもしれない!?という期待もありつつ、最後までまったく展開がわかりませんでした。
弱さを見せないバーバラ

引用元:https://eiga.com/movie/88840/gallery/4/
物語が進むにつれて、バーバラは情緒不安定になってしまったり追い詰められたような状態になっていきます。
しかし、基本的に巨人を倒す為に周りが見えなくなり突き進む感じのキャラクターなので、生き方に追いつめられているとか、悩んで困っているとか、そういった弱い感じはバーバラ自身からは感じ取れません。
では、なぜ追い詰められたような状態になっているのがわかったかと言うと、家族との(家族というか姉ですね)やりとりになった時に、バーバラが置かれている、バーバラ家族が置かれている立場が、非常に厳しい環境であるというのが垣間見れたからです。
モル先生を殴った時は流石に姉はバーバラに怒ります。
バーバラは反省するどころか、反発して言い合いになります。
バーバラは反抗的な態度でその場を離れていきますが、姉のカレンは天を仰いで両手で顔を塞ぎます。
たった1シーンですが、姉のどうしようもできない事への悔しさというか、そういったものがものすごく伝わってきて、バーバラの事に関しても、表情としては見られませんが、どんどん追い詰められているというのが、非常によくわかるシーンでした。
バーバラを支えた人物

引用元:https://eiga.com/movie/88840/gallery/3/
そんなバーバラにも味方になってくれる人物がいました。
シドニー・ウェイド演じる転校生ソフィアとモル先生です。
ソフィアは変人だとハブられているバーバラと友達になります。
巨人の話しを真面目に聞いてあげて、さらには空想の世界から(ソフィアは空想だと思っている)バーバラを現実に戻そうと、巨人はいないとバーバラに強くいいます。
すれ違ったりましたけれど、最後までバーバラのそばにいました。
モル先生も、クビを覚悟でバーバラの処分を止めたり、殴られても何も言わなかったり。
この2人が最後までバーバラを支えて、バーバラの心の闇を理解して寄り添ってくれたのは間違いありません。
ただ、心の闇から現実に戻そうとする、そういった内容のやり取りがもっと強くあってもいいんじゃないかと感じました。
物語の後半は、ソフィアもモル先生も、なぜバーバラが巨人と戦っているのかをわかっていてなんとか手を貸そうとしていましたが、結局バーバラは自分で巨人を倒してしまいます。
なのでもう少し、この2人との強いやり取りがあって場面が展開していく形が良かったかなと感じました。
総合

引用元:https://eiga.com/movie/88840/gallery/6/
こうやって展開を書いていると、物語の内容がわかってしまって、ネタバレしているように思いますよね。
しかし、バーバラの戦っている巨人はただの巨人ではありません。
その真相は本当に最後までわかりませんし、「どっちなんだ!?」という気持ちで観るのが非常に楽しかったので、これから観る方には是非とも同じ感覚で観てもらいたいと思っています。
作品紹介
自分の殻に閉じこもり、周囲から孤立する風変わりな少女・バーバラ。だが、彼女にはやがて襲来する巨人を倒すという使命があった。周囲が巨人の存在を信じないなか、ついに巨人がバーバラの目の前に現れる。果たして巨人がもたらす試練とは…。
登場人物
役名/演者名
バーバラ/マディソン・ウルフ

引用元:https://eiga.com/person/291829/
本作の主人公。人知れず巨人の恐怖と戦っている。
2002年10月16日ルイジアナ州生まれ。2012年の『オン・ザ・ロード』で子役としてデビュー。2016年の映画『死霊館 エンフィールド事件』で悪霊に取り憑かれる少女役をこなし注目を集める。
カレン/イモージュン・プーツ

引用元:https://eiga.com/person/84646/
バーバラの姉。バーバラと弟の面倒を見る。反抗期な弟と自分の世界に入り込んでいるバーバラに手を焼いている。
1989年6月3日、イギリスのロンドン生まれ。父はTVプロデューサー。10代の頃からヤングブラッド・シアター・カンパニーに所属して演劇の勉強をし、2004年にTVシリーズ『Casualty』のゲスト女優でデビュー。映画は翌年の「Vフォー・ヴェンデッタ」で初主演。
モル先生/ゾーイ・サルダナ

引用元:https://eiga.com/person/44670/
心理士の先生。生まれたばかりの赤ちゃんに少々疲れ気味だが幸せそう。何かとバーバラを気にかける。今作品に出演してもらう為に、監督のアンダース・ウォルターは4ヶ月ラブコールを送った。
1978年6月19日、ニュージャージー生まれ。ドミニカ人の父とプエルトリコ人の母を持つ。10歳の時にドミニカ共和国へ移住、バレエやダンスを学んだ。17歳でアメリカに帰国、バレリーナとして活躍した後、バレエ・カンパニーを描く映画「センターステージ」(00)でデビュー。TVミニシリーズ「ローズマリーの赤ちゃん/パリの悪夢」(14)に出演。
代表作→『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム 』
ソフィア/シドニー・ウェイド

引用元:http://google.com/search?
バーバラのたった1人の友達。巨人を倒す理由を知っていてバーバラを最後まで支える。
映画情報
スタッフ
- 監督:アナス・バルター
- 製作:クリス・コロンバス、マイケル・バーナサン、ジョー・ケリー、ニック・スパイサー、カイル・フランク、キム・マグヌッソン、エイドリアン・ポリトウスキー、マルタン・メッツ
製作国
- アメリカ、イギリス、中国、ベルギー
上映時間
- 106分
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まとめ
書くのは2度目ですが、この作品は絶対にクライマックスを知らずに観た方が楽しいので、絶対にネタバレせずに観てください!
ファンタジー感を味わっているドキドキと、結局どちらなんだというワクワク感が、この作品を楽しく観るためのキーワードです。