
引用元:https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/



評価
- とと
(3.0) - 映画.com
(3.5) - Yahoo!映画
(3.81)
映画『アイネクライネナハトムジーク』は2019年に公開になりました三浦春馬主演のロマンス/ドラマ作品です。
あの時、あの場所で出会ったのがきみで本当によかった。
出会いよりも大切なものってなんだと思いますか??
気になるところへ読み飛ばす
映画『アイネクライネナハトムジーク』 感想
10年越しの恋の物語という事で、出会って、何かトラブルか障害があってその恋がいったん終わってしまって、再びその恋が復活する感動的なドラマなのかと思いました。
物語は三浦春馬演じる佐藤は出会いがない事を理由に恋愛から遠ざかっていました。
そんな佐藤は、街頭アンケートを行っている時に多部未華子演じる紗季と出会います。
運命的な出会いを予感した佐藤でしたが、その後再び会う事はありませんでした。
そんなある日、矢本悠真演じる一真と友達の結婚式に向かう途中、偶然にも紗季を見かけます。
1度は通り過ぎたものの、佐藤は車を止め紗季の元に走りました。
それから10年…。
佐藤は付き合って10年になる紗季にブワロポーズをしますが…。
という物語ですが正直な所、感動するという内容ではありませんでした。
だからと言ってつまらなかったと言う訳ではありませんよ。
非常にのんびりした進行で、あったかいと言うか、ふんわりした恋愛が展開される感じでしょうか。
そこに斉藤和義さんの曲、作品の主題歌の「小さな夜」が妙にマッチするんですよね。
最初聞いた時は「なんだこの曲」なんて思ってしまいましたが、物語の進行と曲を聞いていると、なんだか不思議と聞き心地が良くなってきて。
何人かの恋愛が展開していく形ですが、どれも劇的ではないし、熱いものもありません。
三浦春馬さんが主人公で相手役が多部未華子さんだったはずなのに、なかなか多部さんが出てこないし、さらに最初は貫地谷しほりさん演じる美奈子の恋愛から始まりますから。
そして三浦春馬さんと多部さんの恋愛展開は全くなく、2人が再開したと思ったらいきなり10年後にタイムスリップですから(笑)
めちゃくちゃな展開ですし、2人が恋愛をしたというシーンはなくいきなり10年時間が進むから「10年越しの恋」と言われても、「待たせすぎだろ!」と突っ込みたくなるしかありませんでしたが、ですがその形が、それぞれの恋愛がゆるく進んでいくストーリーが、リラックスして観れると言うか、少し笑えて、少しほっこりして、少し納得して、少しあり得なくて(笑)。
期待を裏切られましたが、物語の中身ほど不快感はなく、それぞれの登場人物が可愛らしいと言うか愛着が湧いて、自然とそのふわっとした空間に入り込んでいるような感覚でした。
そんな形の作品でしたので、そうだな…カップルや夫婦、パートナーでなくとも友達とのんびり観るのがいいのかもしれません。
YouTubeでの感想動画
この組み合わせがいい

引用元:https://eiga.com/movie/88836/
この作品の最大のテーマは
「あの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった」
とある様に、出会いよりも出会った相手がこの人で良かったという事です。
一真が語った事なのですが、
出会い方が大事なんじゃない。
誰と出会おうと、その形の出会い方をしたらその人に惹かれるし、付き合って結婚するんだ。
その出会いが大事なんじゃなくて、何年後かにその時出会ったのがこの人で良かったって思えるのこそが本当に大事で素晴らしい事なんだと。

そんな事はないだろうと突っ込まれていましたし、確かにめちゃくちゃだなって思いましたが、少し納得もしました。
しかし現実はなかなかそうもいきませんよね。
夫婦も長年いれば色んなことがあるし、出会わなければ良かったなんて思う事もあるかもしれません。
もちろんこのテーマ通りに良かったと思う方もいるでしょう。
しかしととがそれよりも刺さったのは、森絵梨佳さん演じる一真の奥さん由美が言った言葉です。
一真と由美の子、恒松祐里さん演じる美緒が佐藤からこの話を聞いて、由美に一真と出会ってよかったのかって聞きました。
由美は一真は嫌ではないし…と答えますがその後に
「一真がいて美緒がいて(息子の名前)がいて。
この組み合わせがいいんだよね。
だから一馬と出会えたのは、アリだね。」
家族がいて、家族と出会えたのが幸せ。
そしてこの家族と出会えたのは、一馬と出会えたから。
そんな感じに聞こえました。
なるほど!
家族がいて、家族みんなと出会えたのが良かったという所がグッと刺さりました。
パートナーとの出会いが良かったか、悪かったかが曖昧だとしても、
でもそのパートナーを含めた家族に出会えた事が良かったという事ですから、結果的にはパートナーとも出会えてよかったという事になりますよね。
いい結果ばかりでない

引用元:https://eiga.com/movie/88836/
先ほども少し書きましたが、誰しもが良かったと思うばかりではないと思うのですが、そういったいい結果ばかりでない事もこの作品はしっかりと描いています。
原田泰造さん演じる藤間は佐藤の会社の先輩です。
藤間は奥さんが子供を連れて出て行ってしまいます。
その後、連絡を取ったり寄りを戻そうとしますが、結果的には離婚。
藤間の奥さんとの出会いは絵に描いたようなものです。
奥さんが財布を落として藤間が拾ったのがきっかけ。
そんな藤間に佐藤は聞きます。
「出会ったのが奥さんで良かったですか?」
藤間は良かったと答えます。
奥さんにも聞いてみてと言われ、藤間は聞きますが、答えてくれなかったそう。
しかしそこには衝撃の真実があって、その内容は「そこまでしたのに離婚!?」と言うものです。

なんだったかは作品を観てもらって確かめてもらうとして、そんな出会いだったにもかかわらず、その相手と出会って良かったと思っているにもかかわらず、いい結果にはなりませんでした。
藤間に関する物語は、人生はそんなに単純じゃないよと訴えかけている様な気がしました。
皆さん、積み重ねに気をつけてくださいね(注)。
総合

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結構、突発的なシーン展開に戸惑う作品でしたが、高校生の甘酸っぱい恋愛や熟年夫婦の関係、電話しかせずになかなか会わない不器用な恋なんかも出てきて、結構楽しめる内容だったと思います。
そして前にも書いた通り、こだまたいちさんが歌う歌が不思議と頭に残って、心地よいBGMになり物語をやんわりと盛り上げてくれて虜になります。
2人の恋愛だけでなく、家族愛も描かれているので、家族で観るのもいいのかもしれません。
作品紹介
仙台駅前。大型ビジョンを望むペデストリアンデッキでは、日本人初の世界ヘビー級王座を賭けたタイトルマッチに人々が沸いていた。そんな中、訳あって街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入るリクルートスーツ姿の本間紗季(多部未華子)と目が合い、思いきって声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。紗季の手には手書きで「シャンプー」の文字。思わず「シャンプー」と声に出す佐藤に紗季は微笑む。
元々劇的な〈出会い〉を待つだけだった佐藤に、大学時代からの友人・織田一真(矢本悠馬)は上から目線で〈出会い〉の極意を説く。彼は同級生の由美(森絵梨佳)と結婚し、2人の子供たちと幸せな家庭を築いている。変わり者ながらも分不相応な美人妻と出会えた一真には不思議な説得力がある。佐藤は職場の上司・藤間(原田泰造)にも〈出会い〉について相談してみるが、藤間は愛する妻と娘に出て行かれたばかりで、途方にくれていた。一方、佐藤と同じく〈出会い〉のない毎日を送っていた由美の友人・美奈子(貫地谷しほり)は、美容室の常連客・香澄(MEGUMI)から紹介された、声しか知らない男に恋心を抱き始めていた。
10年後―。織田家の長女・美緒(恒松祐里)は高校生になり、同級生の和人(萩原利久)や亜美子(八木優希)と共にいつもの毎日を送っている。そして佐藤は、付き合い始めて10年になる紗季に、意を決してプロポーズをするが…。 果たして佐藤と紗季の〈出会い〉は幸せな結末にたどり着けるのか。美奈子の恋は、藤間の人生は―。思いがけない絆で佐藤とつながっていく人々が、愛と勇気と幸福感に満ちた奇跡を呼び起こす。
登場人物
役名/演者名
斎藤/三浦春馬

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本作の主人公。紗季との出会いを運命だと感じる。
紗季/多部未華子

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10年待たされ、プロポーズに素直になれない。
一真/矢本悠馬

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斎藤の親友。行っている事はめちゃくちゃだが、なぜか説得力がある。
由美/森絵梨佳

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斎藤と一真の大学の友達で大学時代のマドンナ。現在は一真の奥さん。
美緒/恒松祐里

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一真と由美の子。父は母に似合わないと父を怪訝する。
藤間/原田泰造

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斎藤の会社の先輩。奥さんとの出会いは偶然ではなく必然だった。
主題歌

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斉藤和義
主題歌「小さな夜」(スピードスターレコーズ)
原作

引用元:https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/
伊坂幸太郎
「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎文庫)
作品情報
スタッフ
- 監督:今泉力哉
- 原作:伊坂幸太郎
- 脚本:鈴木謙一
上映時間
- 119分
配給
- ギャガ
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まとめ
期待は裏切られましたが(ととが勝手にそう思っただけですが)、内容は良かったと思います。
気になる方がいたら、ぜひ観て欲しい作品でした。