映画「ミスター・ガラス」は2019年公開のアメリカのサスペンス映画です。
ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン主演という事だし、スーパーヒーローなんてフレーズもあるからバリバリのアクション映画を想像しました。
果たしてどのような物語なのでしょうか??
映画『ミスター・ガラス』感想
2000年公開の「アンブレイカブル」
2016年公開の「スプリット」の続編になりますこの作品。
数々のアクション映画に出演するブルース・ウィリスさんが出ているし、スーパーヒーローで特殊能力を兼ね備えた人物という事なので、激しいアクションを期待してしまいますが、2時間を超える作品にしてはアクションシーンはとても少ないです。
ブルース・ウィリスさんの存在感が凄いのでそちらに目が行きがちですが、注目すべきはジェームズ・マカヴォイさんの演技!
多重人格者を見事に演じています。
1シーンで何度も人格が変わります。
しかし、とても自然に次の人格の演技をなさっているので、「本当にこういう人はこんな感じなのだろうな」と違和感のない演技は素晴らしいと思いました。
主に中心的に描かれるミスターガラスこと「イライジャ・プライス」ですが、超頭脳の持ち主という設定です。
捕まりながらも、同じような能力の持ち主達を集めたという物語ですが、その辺は目立っていません。
ただ骨がすぐに折れてしまう人物にしか見えなかったので、もう少しその能力が垣間見れるシーンがあってもよかったんじゃないかと思いました。
実は「イライジャ・プライス」が全て企てていました!的な演出にすればもっとサスペンス感が出ると感じました。
サスペンス感もアクション感も少し弱い作品なのではないでしょうか。
ブルース・ウィリス出演作品
殺された奥さんの仇を討つ男の物語!
サミュエル・L・ジャクソン出演作品
アベンジャーズ 創設前の物語!
動画配信サービスの評価
(3.5)
配信されている動画サイト
オススメ!
オススメ2!
動画は予告なく配信終了することがあります。
あらすじ紹介(ネタバレあり)
監視者
デヴィド(ブルース・ウィリス)は街を練り歩きます。

ブルース・ウィリス(公式サイト引用)
ある若者に手が触れると何かを読み取ります。
その若者たちはユーチューバーでしょうかね?
カメラを回しながら通行人を襲いました。
家に戻った若者は早速その話で盛り上がります。
すると閉めたはずのドアから誰かが入ってきました。
緑色のカッパを着た人物にあっという間に倒されました。
そう、緑色のカッパの人物こそデヴィッドです。
デヴィッドは手で触れるとその人の悪事が読み取れます。
そして、なんと言っても不死身の身体の持ち主です。
その能力を活かして息子のジョセフ(スペンサー・トリート・クラーク)と悪事を犯す人物を懲らしめていました。

スペンサー・トリート・クラーク(公式サイト引用)
そんな活動をしているデヴィッドを世間は"監視者"と呼びます。
女子高生が集団でいなくなる事件がおきます。
犯人は多重人格者のケビン(ジェームズ・マカヴォイ)。

ジェームズ・マカヴォイ
その情報を得たデヴィッド親子はケビンといなくなった女子高生の居場所を探します。
ある程度の目星をつけたジョセフ。
その場所にデヴィッドは向かいます。
ある男性とすれ違いざまに手が触れました。
頭に浮かんだのは女子高生たちが監禁されているイメージです。
そしてその場所から女子高生達がいそうな場所をジョセフは探します。
怪しい場所を見つけたジョセフ。
デヴィッドが向かうと女子高生達がいます。
手枷を外し逃がそうとします。
そこへビーストが現れます。
ビーストはケビンの中の最恐の人格。
凄まじいパワーと身体能力を兼ね備えます。
デヴィッドとビーストの一騎打ち!
激しい戦いの為、建物の外に出ます。
すると当局が待ち構えていて、2人は捕まってしまいました。
そのまま、精神病院に身柄を拘束されてしまいました。
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ヒーローは存在しない
病院にはデヴィッドとケビンの他に同じような能力を持ったイライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)がいます。

サミュエル・L・ジャクソン(公式サイト引用)
イライジャは体を触られただけで骨が折れてしまうという特殊体質。
一体それの何がヒーローなのでしょうって思いますね。
それは後ほどという事で。
精神科医のエリー(サラ・ポールソン)はデヴィッドの様な特殊な能力で活動している人にその能力は特殊なものじゃない。

サラ・ポールソン(公式サイト引用)
決してヒーローなんていないと理解させる為に拘束までします。
デヴィッドやケビンはその力で脱出できそうです。
しかし、デヴィッドは水が弱点。
ケビンは強い光を浴びると人格が強制的に変わってしまうという弱点がありました。
エリーはその事を知っていたのです。
カウンセリングの様に3人に言い聞かせますが、誰もそれを受け入れません。
ポイント
エリーがケビンから聞き取りをするシーン。
ケビンは次々に性格を変えていきます。
その演技力は見所の1つです!
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イライジャの能力

公式サイト引用
イライジャは実は知能がすごく高いという能力の持ち主。
作品の中ではその知能が高い感じが見受けられるシーンはあまりありませんので、ただのひ弱なおっさんな感じが強いです。
エリーの思惑通りに進んでいる様に装って密かに自身の作戦を進めます。
部屋を抜け出し向かったのはケビンの部屋。
ビーストの人格を呼び出し、言葉巧みにビーストを操ります。
次にデヴィッドの部屋へマイクで語りかけます。
水を出ないようにした。
自分たちはタワーに向かう。
止めたかったら自力で出てこいと。
デヴィッドは追わなきゃならない理由がありました。
数年前、大きな列車事故がありました。
デヴィッドも乗っていたのですがその能力のお陰でただ1人生き残りました。
その事故を引き起こしたのがイライジャ!
デヴィッドもその事を知っています。
そしてタワーにいる大勢の人をまた殺そうとしている事を予想していたのです。
扉をぶち開け後を追います。
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イライジャの本当の狙い

公式サイト引用
建物の外でデヴィッドとビーストが激突します。
人知を超えたすごい戦いです!
デヴィッドの方がダメージを受けないので有利かと思いましたが、イライジャが水が弱点だからと手を貸します。
しかし、ジョセフもデヴィッドを助けます。
ケビンにある情報を伝えます。
実はケビンのお父さんもデヴィッドが事故にあった列車に乗っていました。
あの列車をあんな姿にしたのはイライジャだと!
ケビンはイライジャを攻撃(と言っても体を触るだけですが汗)
イライジャの骨はボロボロ。
そのままデヴィッドにまた襲いに行きます。
水瓶に落とします。
デヴィッドは何とか水瓶から脱出します。
一部始終をずっとみていたエリーは、もうこれ以上は無理だとケビンを撃ち殺してしまいます。
デヴィッドについても水死させてしまいました!?
イライジャはそのまま死んでしまいました。
そして、この特殊な能力をもった人間がいる事を世に出さない為、記録された映像を消し去ります。
なんとも切ない最後を迎えたと思いました・・・。
しかし!実はイライジャの計画はタワー襲撃ではありませんでした。
イライジャの本当の計画とは!?
エリーの思惑通りにさせない為に密かに行なっていた事は!?
その真相は作品を見て確かめてみてください!