
引用元:https://www.netflix.com/jp/title/80183187



評価
- とと
(4.0) - 映画.com
(4.0) - フィルマークス
(4.1)
映画『クロース』は2019年11月15日に配信開始されました、Netflixオリジナル映画作品です。
サンタクロースの誕生を面白おかしく、新しい目線で描いています。
気になるところへ読み飛ばす
Netflix映画『クロース』見所 感想
サンタクロースと言えば、誰もが知る人物ですが、どのようにして誕生したかはあまり知られていないと思います。
物語は…。
郵便局長の息子ジェスパーは、親の立場を使い傲慢な態度でいつも仕事をさぼっています。
見かねた父は、争い事の多い極寒の辺鄙の街の郵便局にジェスパーを所属させます。
しかも1年間で6000通の手紙を配達しないと元の暮らしには戻さないと。
街は伝統的な対立があり、毎日が戦いです。
そんな街では手紙を出す人なんて1人もいません。
仕方なくジェスパーは手紙を出す人がいないか探して回ります。
しかし、回れど回れど手紙を出す人はいません。
いろんな家を回る中、ある子供が絵を描いた紙を拾います。
尋ねる家もなくなったある日、街の外れに1軒の家がある事に気がつきました。
きこりの住む家だと聞き訪ねてみると、家の中はおもちゃだらけ。
人がいないか探して回ると、でっかいオノを持ったでっかい老人クロースが帰ってきます。
襲われると思いジェスパーは逃げ帰ります。
逃げる中ジェスパーは子供が描いた絵を落とし、クロースがそれを拾います。
クロースはその子供におもちゃを届けてくれとジェスパーに会いにきます。
おもちゃをもらった子供は大喜び。
ジェスパーはこれを逆手に取り、クロースに手紙を出せばおもちゃがもらえると噂を流し、郵便局は手紙でいっぱいになります。
おもちゃの在庫がなくなってくると、ジェスパーはクリスマスにいろんな子に配るために新しいおもちゃを作ろうとクロースに言いました。
クリスマスに向けて大忙しの日々が待っています!
もちろんこのお話が本当のサンタクロースが出来上がった内容ではありませんが、その表現の仕方はすごく面白おかしくて、大人でも楽しくみる事ができました。
YouTubeでの見所紹介動画
ピクサー並みの発想

引用元:https://eiga.com/movie/92089/
サンタクロースという人物の特徴をしっかりと捉えて、サンタクロースが誕生した内容を細かく作品のオリジナリティに富んだ表現で上手く表してあるなってかなり感心しました。
サンタクロースにおもちゃをもらう時に、なんで欲しい物を願うのか。
なんで煙突から入るのか。
なんで靴下を下げておくのか。
なんでいい子にしていないとおもちゃをもらえないのか。
なんでトナカイがソリを引くのか。
なんでトナカイが引くソリが空を飛ぶのか。
これらのサンタクロースにまつわる事を、作品の物語に上手く混ぜ合わせて表現されています。
その発想力というか、アイデアは本当に上手でととはピクサー並みなんじゃないかと感じました。

ピクサーと言えば、おもちゃやモンスターを主人公にしたり、さらには人の感情もキャラクターにする本当に素晴らしい作品が多いですが、このクロースも負けず劣らずといった発想力だと思いました。
しかもその表現がかなり面白いんです。
ととは特に「いい子にしていないとおもちゃはもらえない」という所と「トナカイが引くソリが空を飛ぶ」という所の表現が面白くて、かなり笑いました。
面白おかしい上手な表現の仕方は、子供だけでなく大人も楽しめる内容だったんじゃないかなって感じました。
このように、サンタクロースが誕生した出来事を面白おかしく表現した所は、この作品の最大の見所なんじゃないかと思います。
欲のない行いは人の心を動かす

引用元:https://eiga.com/movie/92089/
この作品が強く伝えている所は
「欲のない行いは人の心を動かす」
という所なんじゃないかと思ったし、作品の中でもそう伝える場面がたくさんあります。
ジェスパーとクロースが行なっている事は、クロースの家にあったおもちゃを子供達に配るなんの見返りも期待していない行動です。
物語の説明で少し書きましたが、この街は争い事が多い街なんです。
2つのグループが争うのが伝統で、毎日何かしらの争い事があり、子供達は学校へもいかずいたずらし放題です。
しかし、ジェスパーとクロースの行いがだんだんと街から争い事を無くしていき子供達も学校に通うようになります。
2人の意図していない所で大きな力が働くんですね。

クロースは子供達の笑顔が見れてよかったと、サンタクロースのような事を言ったりしています。
本当に欲のない行動ですよね。
しかし、ジェスパーはどうでしょう。
もちろん街を良くしようと始めたわけではありませんが、元々は手紙をたくさん配達して元の生活に戻りたいというのが始まりですよね。
見返りを求めた行動です。
なのにクロースにお礼を言われたりと、だんだんとその行動に後ろめたさを感じていきます。
そんな中ジェスパーの気持ちもだんだんと変わっていき、クロースとの友情や周りとの関係が心地よくなっていきます。
最後はある出来事から、自らが手紙を配った訳でわないのに、9000通の条件を達成して帰れるようになりますが、全部自分の為だったとクロースや仲間にわかってしまいます。
その状況になった時にジェスパーがどうするのか、自分の気持ちが変わったと訴えても伝わらないその状況をどうするのか?
こんな形で作品を通じてジェスパーという人物には注目して欲しいと思います。
総合

引用元:https://eiga.com/movie/92089/
主題歌や挿入歌もすごく臨場感があって、とても物語を盛り上げてくれて、音楽もすごくよかったです。
ととは吹き替えで見たのですが、クロースの声優さんがターミネーターのT-800の声優さん、「玄田哲章(げんだてっしょう)」さんで、貫禄があって個人的に嬉しかったです。
そして最後は少し感動するシーンもあり、1年に1回友を待つジェスパーが、サンタを待つ子供たちとかぶって、とてもいいクライマックスでした。
このように大人のとともすごく楽しめたので、家族で観るのにとてもいい作品だと感じました。
作品紹介
自己中な郵便配達員と人を寄せ付けないおもちゃ職人。この2人がなぜかいっしょに、暗く凍てつく町にオモチャを配達。芽生えた友情は、喜びと奇跡をもたらす。
登場人物
ジェスパー

引用元:https://www.netflix.com/jp/title/80183187
親の権力を大いに使いまともに働かない配達員。クロースとの出会いがジェスパーを変える。
クロース

引用元:https://www.netflix.com/jp/title/80183187
おもちゃ職人だがおもちゃは作らなくなった。ジェスパーと出会い閉じ込めていた感情を開き始める。
作品情報
スタッフ
- 監督:セルジオ・パブロス
- 共同監督:カルロス・マルティネス・ロペス
- 脚本:セルジオ・パブロス、ジム・マホーニー、ザック・ルイス
製作国
- スペイン
上映時間
- 98分
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まとめ
オリジナルながらサンタの誕生を面白おかしく、上手に描いた作品でした。
ぜひ、ご家族とご一緒にご覧になってください。