
引用元:https://video.unext.jp/



評価
- とと
(3.6) - 映画.com
(2.8) - Yahoo!映画
(3.13)
映画『聖女/Mad Sister』は2019年公開の韓国映画です。
妹を拐われた姉が、取り返す為に手段選ばず容赦なく、関わった人たちをなぎ倒していきます。
妹を無事に助ける事はできるのか!?
2人は平穏な生活を取り戻せるのか!?
気になるところへ読み飛ばす
映画『聖女/Mad Sister』 感想
「優しいお姉さんが暴走する」
こんなキャッチフレーズのジャケットでしたし、予告を観ても、アクション感が満点で妹を取り返す為に敵をバタバタ倒していき、痛快爽快な感じの作品なのかと思いました。
あらすじ的には、刑期を終えたイ・シヨン演じるイネは、障害を抱えるパク・セワン演じるウネを守りながら静かに暮らしていこうとしていました。
しかし、ウネは学校に行ったきり帰ってきません。
学校に行くと、ウネと共に行動していた女子生徒に衝撃の映像を見せられます。
ウネを取り戻す為、イネは決死の行動をします。
果たして、ウネは無事に戻ってくるのか!?
2人の運命は!?
こんな物語なのですが実はイメージとは全然違う内容でした。
せつないストーリー

引用元:https://eiga.com/movie/91981/
救出劇を繰り広げる物語のイメージは「ランボー」みたいなバタバタと敵をなぎ倒していき、まるで復讐をするかのような感覚で、さいごはスッキリするような物語をイメージをするかもしれません。
少なくともととは、ジャケットや予告を見る限りではこの作品もそんな物語なのだろうと感じました。
しかし実際のストーリーは、そのような絵に描いたような救出劇ではなかったし、物語が進めば進むほど悲しく虚しい感覚に襲われ、イネとウネを哀れんで見てしまいました。
ウネがいなくなった時はもちろん学校や警察に連絡をしました。
学校はまともに相手はしてもらえず、頼みの警察も手続きを優先してすぐには動いてくれません。
それでも唯一の救いは、イネが元護衛員で格闘技が使えるという所。
自らが救いに行くという形ですが、確かに物凄く強いんです。
男もなぎ倒すほどの力ですが、でもその力に自信を持って行くわけではないんです。
「どうしよう。でも助けに行かないと。でも、どこから探せばいいの!?」
というような困ったような、やりきれない表情をするので、見ているこちらは「1人で大丈夫なのかな?」と心配しながら見るようになるんです。
男をなぎ倒すとはいっても、圧倒的な力でねじ伏せるわけではなく、イネが少しだけ上手という結構ギリギリのラインでしたので、それがまたイネの表情と重なりさらにこちらの不安感恐怖感を掻き立てられ、展開を見守るような状態で物語を追っていきました。
その上、探している中でウネに関する真実がわかってきて、それがまた酷くて酷くて最後はイネをどん底に落とし入れる内容で。
「ひどすぎる…」
イネのこの一言が、本当に可愛そうでしかたなくて、相手に怒りさえ感じました。
この展開は爽快救出劇なんて到底言えず、本当に悲しい物語でしたね。
ド派手なアクションはない

引用元:https://eiga.com/movie/91981/
ずっと言っているように、爽快救出劇ではないので、ド派手なアクションはありません。
カーチェイスが途中でありますが、まぁ至って普通です。
それよりか、イ・シヨンはボクシング韓国代表になった事のある女優さんなので、格闘シーンはかなりリアル感満載なのでそちらに目がいきました。
というか、物語のアクションシーンのほとんどが格闘シーンなので、ボクシング韓国代表のその滑らかな動きは、注目するべき見どころの一つですね。
クライマックスの後の展開がきになる

引用元:https://eiga.com/movie/91981/
最後は絶体絶命な形になりますが、そこは物語の主人公。
無理な状況でも切り抜けて、クライマックスを迎えます。
そのありえない展開はそれほど、気にならなかったというか、そうなってくれてよかったです。
が!
気になったのはその後!
本当に大丈夫なのか?
こんなんで元の生活にもどれるの?
と何ともイネのその後が心配で心配で仕方ない最後でした。
そこでも、2人はただ静かに平穏に暮らしたかっただけだろうに、何でこんなになってしまったんだろうと、悲しさと虚しさだけが残る形でした。
総合

引用元:https://eiga.com/movie/91981/
イネの必死さ、そして喪失感。
作品を通して悲しみ、憎しみ、ダークな感じが非常に強かったです。
R指定がつくくらい、イネの相手に対する攻撃がすごいし、過激なのでそこは気をつけてください。
CGなしのアクションがどちらに転ぶかという所が気になりますが、ととは行き過ぎないそのアクションはこの物語にあっていて、全体的にまとまっていたのではないかと感じます。
途中、シーンが飛んだような場面があったのですが、それまで素直に進んできただけ、そこは訳が分からなく残念に思いましたが、非常に悲しい物語だという、涙なくは見られない作品だという事は間違いないです。
作品紹介
格闘家のイネ(イ・シヨン)は過剰防衛で服役したのち、高校生の妹・ウネ(パク・セワン)のところに戻る。ウネは18歳だが精神年齢は10歳だった。ある日、妹が学校から戻らないことを心配したイネは、警察や学校に相談するが相手にされない。イネは妹を捜しながら、かつてウネを傷つけた者たちに復讐(ふくしゅう)しようとする。
登場人物
役名/演者名
イネ/イ・シヨン

引用元:https://eiga.com/person/260863/
今作の主人公。連れ去られた妹を救うため、1人悪に立ち向かう。
ウネ/パク・セワン

引用元:https://eiga.com/movie/91981/
イネの妹。精神年齢が10歳程度。男どもにひどいことをされ回される。
作品情報
スタッフ
- 監督:イム・ギョンテク
- 脚本:キム・ミン
製作国
- 韓国
上映時間
- 116分
年齢制限
- PG12
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まとめ
ジャケットや予告に少し違うイメージを持ちそうです。
爽快アクションというより、奥が深い悲しい物語だと頭に入れて観るとそのギャプに戸惑わなくていいと思いますよ。