
引用元:https://pc.video.dmkt-sp.jp/ti/10011748



評価
- とと
(4.8) - 映画.com
(3.5) - Yahoo!映画
(4.2)
映画『タイヨウのうた』は2006年に公開になりましたYUIと塚本高史主演の日本映画です。
香港の映画を原案に作られた作品で、日の光に当れない少女と少年の切ないラブストーリーです。
気になるところへ読み飛ばす
映画『タイヨウのうた』 感想
ととの好きな作品で、何度も観た作品ですし、何度も涙を流してしまいました。
物語は、色素性乾皮症(XP)という難病を抱えた少女、YUI演じる薫は太陽の元では活動できません。
日光アレルギーですね。
薫は夜な夜な駅前の公園で弾き語りをするのが日課です。
そして彼女の唯一の楽しみは、日が明ける薫がとこにつく頃、窓から見えるバス停で仲間を待つ塚本高史演じる孝治を見ること。
孝治は地元の高校生で、学校に行く前にサーフィンの練習をするため、そのバス停で待ち合わせをしています。
そんな孝治を薫は気になっていました。
ある日、薫がいつも通りに弾き語りをしていると、そこをたまたま孝治が通りかかります。
いても立ってもいられなくなった薫は孝治の後を追いかけます。
そんな行動が実り、2人に恋が芽生えますが、薫の身体は徐々に病に侵されていきます。
XPという病気はただ日の光に当たらなければいいという訳ではありません。
徐々に身体が動かなくなり、やがては死に至る病気です。
物語の薫は最初の時点では、身体が動かなくなる症状は出ておらず、覚悟しろと言われた年齢はとうに過ぎている。
薫を守るために岸谷五郎演じる薫の父謙と、麻木久仁子演じる母由紀は、外に出たがる薫を心を鬼にして閉じ込めてきた、というのが物語を観る上での前ポイントですかね。
YouTubeでの感想動画
薫の恋心

引用元:https://www.cinemacafe.net/article/2006/07/05/174.html
やはりこの作品の1番の見所は薫が孝治と恋に落ちていく所ですかね。
それは至って普通の事なのですが、先ほど書きました前ポイントを分かった上で観ると、その普通の事が薫にとってはどれだけの事で、どれだけ嬉しかった事かがよくわかると思います。
まずは2人が初めて顔を合わせるシーン、これはかなり衝撃でした。
いきなりあの行動ですから孝治はかなりびっくりしたと思いますよ。
そしてその流れからの自己紹介。
孝治も途中から薫の行動を察して、落ち着くように言いますが、薫は止まりません(汗)。
最後は
「好きなバナナは食べ物です!(すきな食べ物はバナナですと言おうとした)」
と言葉があべこべになってしまう程です。
その行動が衝撃で、その言葉がおかしくてかなり可愛いんです。
でもそこで孝治と話したのは、男の子と話すのが小学生以来だ(薫は高校生)というので、相当勇気を出したんだと思います。
2度目に会った時は、薫が弾き語りからの帰りに孝治が待ち合わせでいつも座っているベンチに座って、作り始めた曲を弾いていると孝治が目の前にいます。
そこでは普通の(笑)会話をしますが、その会話も初々しいというか、ほっこり笑えるんです。
そしてお互いを少し知って、孝治は弾き語りを聞きに行くといいます。
そんなやりとりをして家に向かう薫が映るんですが、そのすごく嬉しそうな表情が、それまでずっと閉じこもってきて暗闇に閉ざされていた人生に光がさしたというか、本当に嬉しかったんだというのが非常によくわかるんです。
その顔に、観ているこちらも嬉しい気持ちになっていきました。
その後も横浜デート、告白と薫にとっては信じられない事が続きますので、ほっこりとした気持ちで観ていけます。
そして、そんな薫を演じているのはYUIさんですが、YUIさんはミュージシャンですから、そりゃ塚本高史さんなんかと比べてしまうと、演技力は劣ります。
でもその初々しい感じが薫にかなりマッチしていて、これまで書いてきた事をさらに引き立ててくれて、もし女優さんが完璧な演技で演じていたら、この作品をこんなに好きにならなかったかもしれません。
そんなYUI演じる薫の恋に落ちていく所はかなり見所なんじゃないかと感じます。
天国から地獄へ

引用元:http://www.sankei.co.jp/enak/2006/longinterview/jun/kiji/16koiZumi.html
こんなにいい感じに進んできたのに、やっぱり病気のせいでうまくはいかないんです。
もちろんそれが物語なんですけど、でも分かっていてもそうなっていく様が憎くて仕方ありません。
まずは薫の病気が孝治に知られてしまいます。
薫はこんな体の彼女嫌だろう。
孝治にも人生があると身を引き、音楽活動も辞めてしまいます。
孝治は心配して会いにいきますが、私といてもいい事ないと追い返してしまいます。
それでも孝治は病気は関係ない、それでも好きだと告白して、さらに大好きな音楽活動を再開してほしい為にCD制作を持ちかけます。
制作にかかる20万円を稼ぐ為に、孝治はサーフボードまで手放して(このサーフボードには孝治の友達とのいいやりとりがあるのでお見逃しなく)、昼はバイト、夜は薫に会いにいくという生活をします。
そんな孝治の後押しに薫も音楽活動を再開しますが、何と身体が動かなくなるという症状がこのタイミングで発症してしまいます。
これまで一生懸命に色々やってきてくれた孝治に薫は謝るのですが、そのセリフが非常に切なくて、ギターは弾けないけど歌うからという薫に孝治はうなずく事しかできずに、その帰り道泣き崩れます。
前半に前に書いたような、薫には天国のような出来事があって、一気に突き落とされたような展開になるので、観ているこちらも怒りと憤りを覚え、孝治の涙に泣かずにはいられませんでした。
クライマックスに向けては、何の希望も無いように感じますが、それでも懸命に生きようとする薫の姿がまた涙をそそります。
YUIの楽曲

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gHsqozRT2-o
こんな切なくいい物語をさらに上げてくれるのがYUIさんの歌です。
冒頭の弾き語りで歌っている
「It's happy line」
この曲はインディーズ時代の楽曲のようです。
落ち着いたその曲は、物語のオープニングにぴったりです。
「Skyline」
横浜デートの時に流れていて、その雰囲気にあったポップな感じの曲です。
「飛び方を知るためには…。空に出なくちゃいけない」
閉じこもっていた薫が一歩踏み出した、そんな事を表現した曲にも感じました。
横浜の街で弾き語りをしてこの曲を歌うのですが、あっという間に人が集まってきます。
薫の歌が世間の人に認められた、薫の才能が開花したそんなシーンなので、曲と共にチェックしてください。
そして主題歌の
「Good-bye days」
横浜の弾き語りでSkylineの後に、人が大勢集まっている中で弾き始めます。
大勢がいる中でも、孝治をじっと見つめ笑いかけてから歌い出します。
「かっこよくない優しさに出会えてよかった」
こんな歌詞があるのですが、まるで孝治に向けて書いたように感じました。
こんな物語にかなりあった曲を、ぜひチェックしてください。
総合

引用元:https://pc.video.dmkt-sp.jp/ti/10011748
小学生の娘が一緒に観てくれて、一緒に泣きながら観ました。
なので、ご家族で観るのもいい作品だと思います。
まちの風景もまたよくて、自然と物語に入っていけます。
思わず微笑むようなほっこりした展開から、どん底に突き落とされるやような展開に、涙なしでは観られない物語ですよ。
作品紹介
XP(色素性乾皮症)という病のため太陽の光に当たれない16歳の薫は、日が沈む頃に起きて駅前で歌い日の出と共に眠る生活を送っていたが、いつの頃からかサーフボードを抱え家の前を通る孝治(塚本高史)に恋心を抱いていた。街中で彼を見かけた薫が彼を追いかけ話しかけたことから二人は接近。彼女の歌声が多くの人を魅了するのを見て、孝治もまた彼女に惹かれていく。しかし普通の人との違いを痛感し、恋も歌も諦めようとする薫。彼女の病を知った孝治は薫の歌をCD化することを提案し準備を進めるが、薫の病は進行していた……。
登場人物
役名/演者名
薫/YUI

引用元:https://eiga.com/person/83056/?
太陽の元で活動できない体の持ち主。孝治をいつも見ていた。
孝治/塚本高史

引用元:https://eiga.com/person/48588/
サーフィンにハマっている高校生。薫を献身的に支える。
主題歌 YUI for 雨音薫 「Good-bye days」

引用元:https://www.amazon.fr/Good-bye-days-YUI-Kaoru-Amane/dp/B07YNF2T7F
作品情報
スタッフ
- 監督:小泉徳宏
- 原作:坂東賢治
- 脚本:坂東賢治
配給
- 松竹
上映時間
- 119分
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まとめ
何度見ても感動できる物語です。
大切な人と何度も観て欲しいと思います。