
引用元:https://teenspirit.jp



評価
- とと
(3.5) - 映画.com
(3.2) - Yahoo!映画
(3.26)
映画『ティーンスピリット』は2018年公開の米英合同作品です。
トップ歌手を目指す田舎の娘が、オーディションを勝ち抜き上を目指す物語です。
気になるところへ読み飛ばす
映画『ティーンスピリット』見所 感想
歌手を目指す1人の少女が、その才能を認められどんどん上に上り詰めていく作品です。
物語は…
イギリス南部に位置する島の高校生エル・ファニング演じるヴァイオレットはバイト先のバーで歌を歌いながら歌手を目指していました。
悶々とした日々の中で目にしたのは、「ティーンスピリット」というオーディション番組の予選会の知らせ。
このチャンスを逃さないようオーディションに申し込み、見事決勝大会に進む事ができました。
しかし決勝には保護者の同伴が条件でしたが、母子家庭で母親に思っている気持ちを素直に言ったことのないヴァイオレットはオーディションの事も話せないでいました。
バーで唯一、自分の歌に拍手をくれた元オペラ歌手のズラッコ・ブリッチ演じるヴラドに、歌の訓練と保護者兼マネージャーをお願いして共に決勝大会を目指す事になります。
果たしてヴァイオレットは夢の歌手になる事はできるのでしょうか?
そしてヴァイオレットに待っていた究極の選択とは?
アメリカとイギリスの合同作品という事で、お互いの国の作品のいい所を存分に使った作品でした。
YouTubeでの見所紹介 感想動画
見せ方が独特

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夢を目指して成り上がっていく作品はたくさんありますし、そういうサクセスストーリーは嫌いじゃないので、この作品の内容はどのように描かれているのか期待して観ました。
サクセスストーリーに多くある描き方が、家族とのぶつかり合いや理解の得られない環境を表し、挫折しながらも夢に向かい頑張る姿を大きく描く形です。
感情が激しくぶつかり合って、大きな声で言い合い掴み合い表現している形ですね。

家族とのぶつかり合いや主人公の挫折を大きく描けば、それだけ成功した時の感動が大きくなりますからね。
この作品は、その家族とのぶつかり合いや主人公の葛藤をヨーロッパ映画多くあるような雰囲気で描いているなって印象が強かったです。
ヨーロッパ映画に多くある雰囲気というのは、まずセリフが少ない、と言うかほぼなく演者の表情や出演者のやり取りでそのイメージをこちら側に伝えてくる形です。
例えば主人公が歌手を目指しているという所は、仕事の合間やバスの中でひたすら音楽を聴いているという見せ方だったり。
例えば主人公が今の生活に満足していなかったり、家族との関係も上手くいっていないという所も、物思いにふけて遠くを見つめているシーンで表したり、建物に入っていって母親と揉めている姿を窓の外側から写したりと、このような形で伝えてきます。
このような描き方なので、まずは主人公達が置かれている状況や、そのシーンで描かれている事柄をこちらが感じ取りイメージします。
こちらが感じたりイメージするという事は、人により感じ方や受け止め方が違うから、自分の中である程度物語をまとめて作り上げなければいけません。
その一手間があるサクセスストーリーというのも面白いなって感じましたが、それが煩わしいと思う方もいると思います。
そして当然、台詞やインパクトが弱い分、全体の印象も弱くなるので、大人しい雰囲気になるのも致し方ないので、好き嫌いは別れてしまうんじゃないかなと感じました。
主人公の最大の分岐点

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この作品で最大の見所は主人公の人生を左右するとも言える選択を迫られる所だと思います。
これまでのパートナーと縁を切り、人生最大のチャンスを活かすか。
それともあくまでパートナーとずっとやっていくのか。
正直、高校生には決めるのは辛すぎるだろうという内容でしたが、ここの場面ではこれまで説明してきたセリフのない雰囲気での見せ方は息を潜め、言葉と感情でぶつかり合います。

それまでが大人しかった分、ここの下りはかなり熱がこもっているのがわかったし、作品のターニングポイントなんだというのも伝わりました。
現実的に言えば、高校生にはこの決断は難しいだろうし、将来のことを考えれば大人が身を引くべきというか、その道に送ってやるのが、いや送るべきだと強く感じましたし、何でそこで自分の事を考えるんだよって少し苛立ちも感じました。
物語的には「そうなってよかった!」って形になりますし、上手く事が進むので気持ちよく観終われましたが、ここは結構感情をのせて観れる場面でした。
観た方がどう感じるかが、かなり興味のある場面でもありましたので、作品の見所として注目して観て欲しいと思いました。
総合

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今まで書いてきた事をまとめると、アメリカ映画とイギリス映画のいい所が、前半後半に分けてしっかりと表現されていたのではないでしょうか。
表情と表現で大人しい主人公の性格と葛藤を表し、音楽と力強い歌声で一気に物語を盛り上げる。
いい流れの物語で誰もが楽しめる作品ではないでしょうか。
作品紹介
イギリス南部のワイト島。
ポーランド移民の娘である17歳のヴァイオレット(エル・ファニング)は母親のマーラ(アグニエシュカ・グロホウスカ)と2人暮らし。父親は彼女が幼い頃に家を出て行ったまま帰って来ない。学校の友人も少なく、孤独な日々を送る彼女にとって、唯一の心のよりどころが「音楽」だ。バイト先のパブのステージで歌うヴァイオレット。その歌声に惹かれたのは、パブで飲んでいたクロアチア出身で元オペラ歌手、ヴラド(ズラッコ・ブリッチ)だった。見知らぬ相手に声をかけられ、戸惑うヴァイオレットだが、ヴラドの言葉に少しだけ勇気づけられる。
そんなヴァイオレットが街で目にしたのは、「ティーンスピリット」の広告。昨年の優勝者がプロデビューを果たし、国際的人気を誇る公開オーディション番組だ。その予選がワイト島で開催されることになり、自分にとって大きなチャンスだと信じたヴァイオレットは参加を決意するのだった―。
登場人物
役名/演者名
ヴァイオレット/エル・ファニング

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歌手を夢見る高校生。ヴラットの訓練のおかげでレベルアップする。
ヴラッド/ズラッコ・ブリッチ

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元オペラ歌手の酔っ払い。実力と見る目はピカイチ!
ジュールズ/レベッカ・ホール

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ヴァイオレットの才能を見出し、人生最大の選択を突きつける。
マーラ/アグニエシュカ・グロホウスカ

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ヴァイオレットの母。娘が歌を歌うことをあまりよく思っていない。
作品情報
スタッフ
- 監督:マックス・ミンゲラ
- 製作:ジェイミー・ベル、フレッド・バーガー
- 脚本:マックス・ミンゲラ
製作国
- アメリカ
- イギリス
上映時間
- 94分
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まとめ
大人しい場面で雰囲気に飲まれるんではなく、台詞がなくてもしっかりとその場面を見定めて、全体的な流れをしっかり掴んでいければいいのではないでしょうか。