


映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」は2013年にアメリカで公開されたスーパーヒーローSF映画です。
「アベンジャーズ」のニューヨーク決戦から1年後の物語。
長い時間を経て世界を闇に戻す野望を抱く「ダークエルフ」をソーは止めることができるのでしょうか!?
評価!
- とと
(4.3) - 映画.com
(3.6) - Yahoo!映画
(3.64) - dTV
(4.4)
マイティ・ソー /ダークワールド 感想
ソーの物語の特徴としては、物語が非常に単純でわかりやすいという所ですね。
そして、他のアベンジャーズ作品は地球での出来事が多い中、ソーの故郷アスガルドは、おとぎ話に出てくるような国なので、黄金の鎧に身を包んだ騎士が出てきたり、SFでありながら、ファンタジー感覚で見られるのがまた、ソーの物語の特徴でしょう。
物語の目的がハッキリしている
ソーの故郷のアスガルドは、昔から地球をふくむ9つの星を守り常に戦っていました。
おとぎ話のような星の話なので、物語に違和感がなく観られるんです。
例えば、「地球に暗黒の世界の帝王が襲ってきた」という話になると、非日常すぎて違和感がありまくります(まぁ、その非日常の出来事が良かったりもしますが)が、ソーの星でそういった事が起こっても、全然違和感がありません。
作品の流れもわかりやすいんです。
事が始まるその発端となった出来事が作品の序盤にあり、悪役が復活して襲ってくる。
そして、その悪役から皆を守るという最終目的が非常にハッキリしている。
物語が非常に単純でと書きましたが、このようにいい意味で単純でわかりやすく、子供が見てもその世界観を理解しながら観られるんじゃないかなと感じます。
人間模様が様々描かれている
「アベンジャーズ」では再会はなかった2人ですが、この作品でグッと距離が近づきます。
ソーの母、フリッガにも紹介してかなりいい感じ。
この作品では、こういった人間模様も様々でてきます。
まず驚いたのが、エリック博士です。
いきなり素っ裸で警察に連行されています汗
アベンジャーズの戦いでおかしくなったのかと思いました。
ジェーンの助手のダーシーも今回は恋物語があります。
相変わらずの能天気キャラでソーのハンマー「ムジョルニア」を「ムジョムジョ」と呼ぶところなんて可愛らしいですね。
でも、文句を言いながら仲間のために動く所はなんかは感心します。
そして1番注目するべき所は、ソーとロキ、ソーと仲間たちの関係です。
アベンジャーズのNY決戦の主犯はロキ。
過ちを犯したロキをソーや家族は、それでも信じようとします。
そしてロキも家族の為に立ち上がり、ソーと協力して戦う所は必見ですね。
さらにソーと行動を共にしようとしているロキに、ソーの仲間が口々に「ソーを裏切ったら殺す」と言います。
そしてその仲間たちは、王を裏切る行動をして自分の身が危なくなったとしても、ソーの為に動きます。
こういった行為は、ソーがどれだけ人望の厚い人物なのかがよくわかりますよね。
総合
ソーの人柄、ソーの人望の厚さ。
ソーのことがよくわかる作品ですね。
さらにこの作品で、ジェーンがアスガルドに行くシーンは、「アベンジャーズ/エンドゲーム」にも出てくるシーンなので、見逃さずに見ておきたい所ですね。
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あらすじ紹介(ネタバレあり)
登場人物
人物名/演技者(日本語吹き替え担当者)
ソー/クリス・ヘムズワース(三宅健太)
本作の主人公。
家族愛、兄弟愛、国民愛が非常に強い。
今作品では電車に乗るレアなソーが見られる。
ジェーン・フォスター/ナタリー・ポートマン(坂本真綾)
ソーの恋人。
最初に出会ってから、二年も音沙汰のないソーに怒っている。
エーテルが体の中に入り込んでしまい命の危険にさらされてしまう。
ロキ/トム・ヒドルストン(平川大輔)
相変わらずの裏切り者。
しかし、今作品は家族がやられて怒りをあらわにする。
その他の登場人物
- オーディン/アンソニー・ホプキンス(浦山迅)
ソーの父親。 - フリッガ/レネ・ルッソ(滝沢久美子)
ソーの母親。 - エリック/ステラン・スカルスガルド(金子由之)
ジェーンの父親がわりの天文物理学者。 - ダーシー/カット・デンニグス(田村睦心)
ジェーンの助手。 - マレキス/クリストファー・エクルストン(相沢まさき)
今作品のヴィラン。エーテルで世界を闇にしようと企む。
ソーとジェーンの再会

映画.com引用
はるか昔、宇宙が誕生するよりも前の全てが闇の時代に「ダークエルフ」が誕生しました。
それから宇宙が生まれると、ダークエルフ達は再び世界を闇に戻そうと、惑星直列が起こる時に威力が最大限になるエーテルと呼ばれる部質を使おうとします。
それを阻んだのは、オーディン(アンソニー・ホプキンス)の父ボーです。
ボー率いるアスガルド軍は戦いに勝利して、エーテルを地中深くに封印しました。
時は現代、NY決戦から1年後。
再び惑星直列が起きようとしている中、ソー(クリス・ヘムズワース)は9つの星の混乱を治めていました。
NY決戦の主犯格のロキ(トム・ヒドルストン)は、地下牢に幽閉されています。
順調にことも進み、オーディンも喜んでいます。
しかし、ソーの心の中に迷いがある事も見透かされ、父親として恋の助言をされます。
ジェーン(ナタリー・ポートマン)はリチャード(クリス・オダウド)と食事の最中。
そこにダーシー(カット・デニングス)がきて、磁場がおかしいと言います。
ジェーンはダーシーとダーシーの助手のイアン(ジョナサン・ハワード)とある場所に来てみると、子供達がおかしな場所を見つけたと言っています。
行ってみると、下に落とした物が消えて上から落ちてくるといった妙な現象に遭遇します。

そんな場所を調べていると、ジェーンは磁場に引きずり込まれてしまいます!?
そしてその辺をさまよっていると、妙な物質が身体の中に入ってきてしまいました!?
そのまま気を失います。
気がつくとそこは元いた場所。
警察を呼んだダーシーをジェーンはしかりますが、5時間も居なくなっていた事を聞かされると驚きを隠せません。
そこに現れたのはソーです。
突然現れたソーに、ジェーンは2発ビンタします。
1発目はソーが本物かどうか、2発目は今まで会いにきてくれなかった事に対してのビンタのようです。
会いに来れなかった理由を説明しますが、同時にジェーンの中に何かいる事にも気づきます。
ソーはジェーンを連れてアスガルドに帰っていきました。
ダークエルフ達の襲撃

映画.com引用
その頃、長い眠りについていたダークエルフ達が目を覚ましました。
ダークエルフの長、マレキス(クリストファー・エグルストン)は再び起こる惑星直列に合わせて、世界を闇に葬るべくエーテルを回収にアスガルドに向かいます。
アスガルドに来たジェーンはオーディンに帰るよう言われますが、ジェーンの中にエーテルがある事がわかると、なんとかしてエーテルを取り出そうとします。
エーテルは取り出せず、ジェーンの身体も危険な事がわかりました。
身体が危険な事がわかっても、ソーとジェーンはこれまで会えなかった時間を取り戻すかのように時を過ごします。
ソーの母フリッガ(レネ・ルッソ)にも紹介します。
その時、牢獄にマレキスの手下カースが現れ、囚われた囚人達を解放していきました。
騒ぎを聞いたソーやオーディンはその対応に向かいます。
ジェーンは、フリッガに連れられていきます。
ヘイムダル(イドリス・エルバ)はアスガルドに侵入してくる船に感づきます。
1体は落としたものの、かなりの数に侵入をゆるしてしまいます。
カースに王宮のシールドを破られ、マレキスが侵入してきます。
ジェーンとフリッガが元に現れたマレキス。
フリッガが応戦します。

しかし、フリッガはカースに捕まりジェーンはマレキスに狙われます。
マレキスがジェーンに触れようとするとジェーンが消えます!?
フリッガの魔法です!
エーテルをよこせと言われると「死んでも渡さない」とフリッガ。
「だろうな」とマレキスが言うと、カースがフリッガを刺します!?
ソーが現れ雷でマレキスを攻撃!
マレキスは痛手を追いますが、カースと共に逃げていきました。
刺されたフリッガはそのまま死んでしまいました。
ソーとロキのコンビ

映画.com引用
地球では素っ裸になり警察に捕まっていたエリック(ステラン・スカルスガルド)をダーシーが保護して、ジェーンの行方を探るため、惑星直列を調べるためにジェーンのラボに行きます。
ソーはオーディンにマレキスを倒しに行く事を打診します。
ソーはマレキスを倒すと同時に、ジェーンの中にあるエーテルを取り除ぞこうとしていました。
しかし、オーディンはエーテルはこちら側にある、また襲ってきたら迎え撃つだけだといい許してはくれません。
ソーはアスガルドを守る為、ジェーンを救うためにはこれしかないと、仲間を集め協力してもらう事にしました。
王に背けば良くて追放、悪いと命はありません。
しかし、仲間はソーを信じて協力してくれます。
ビフレストは使えないだろうからどうするのか聞かれると、ロキに協力してもらうといいます。
ソーはロキの所に行きます。
フリッガを殺されて悲しんでいるのはソーだけではありませんでした。
ロキも同じ気持ちで協力(?)してくれます。
仲間に助けられながら、マレキスの乗ってきた宇宙船に乗り込み飛びます!
ロキの言う通り飛んでると、ダークワールドに移りました。
現れたマレキス。
ソーはロキの手錠を外します。
すると何と、ロキはソーに攻撃!?
不意をつかれたソーはムジョルニアで応戦しますが、避けられ腕を落とされてしまいました!
ロキはジェーンをマレキスに渡します。
その代わりにアスガルドが滅びるのを見せてくれと。
ここに来てロキの裏切りです。
マレキスはジェーンからエーテルを取り出しました。
完全にジェーンから離れた所で、
「ロキ!今だ!!」
ソーが叫びます!
落ちたソーの腕は幻で、腕が戻りムジョルニアが帰ってきます。
ソーはムジョルニアの雷でエーテルを攻撃!
エーテルは爆発!
破壊されたかと思ったら、エーテルは無くなっていません!?
マレキスはエーテルを吸収しました。
止めようとしたソーとロキですが、カースが阻みます。
ソーがやられそうになった所に、ロキが後ろからひとつき!
しかし、ロキもその武器で体を貫かれてしまいます!?
ロキは体を貫かれながらも相手の武器を発動させて、カースを倒しました。
ソーはロキを抱き上げますが、ロキは死んでしまいます。
エーテルを吸収したマレキスは行ってしまいました。
これで世界は終わりなのか!?
取り残されたソーとジェーンの運命は!?
続きは作品をご覧になってみてください!!
↓続きを知りたい方はこのまま進んでください↓
クライマックス(完全ネタバレ!)
この先はクライマックスを完全に書いています!
結果を知りたくない方は気をつけてください!!
ダークワールドに取り残された2人。
辺りをさまよっていると、ジェーンの電話が鳴ります!?
電話に出ると、相手はリチャードです!
するとあの子供達といろいろ投げていた物がたくさんありました。
ダーシーの車の鍵もあります。
そのまま探りながら歩くと、あの場所に戻りました!
エリックの元に急ぎます。

エリック達と合流してマレキスがエーテルを使う場所を割り出します。
場所はロンドンのグリニッチ。
グリニッチに行ってジェーンの使った装置を設置していきます。
そんな事をしていると、やってきましたマレキスです!
そして、惑星が重なりつつあり、次元が歪みます。
ソーがマレキスと戦います。
次元が歪むので星をあちこち移動しながらの戦いです!
そして完全に惑星が直列します。
マレキスはエーテルを解放。
ソーはジェーンの装置を持ってマレキスに近づきます!
最後はジェーンの装置とムジョルニアの一撃で、マレキスをダークワールドに飛ばしました!
ソーが倒れ込んでいる所に宇宙船が倒れてきます。
ジェーンが助けに行くと宇宙船は消えました!?
エリックが装置を操作したお陰です。
宇宙船はと言うとマレキスのいるダークワールドに飛んで、マレキスを押しつぶしました。
これで平和が戻ります。
ソーはオーディンの元に行きます。
オーディンはソーの活躍に、望みは何だと聞きます。
ソーは自由が欲しいと言います。
そして、行ってしまいます。
すると、オーディンの姿が変わりロキに!?
ヴォルスタッグとシフはノーウェアにいるコレクターにエーテル(エーテルはインフィニティストーンの1つリアリティストーンです)を渡します。
エンドロールの後、ジェーンの元にソーが帰ってきて物語は終了です。
長いあらすじ最後まで読んでいただきありがとうございました。