
引用元:http://www.interfilm.co.jp/Detail/20/ifd_1035/ifd_1035.html



評価
- とと
(3.8/5.0) - 映画.com
(3.0/5.0) - Yahoo!映画
(5.0/5.0) - フィルマークス
(3.2/5.0)
映画『トンネル 9000メートルの闘い』は2019年公開のノルウェーのトンネル事故パニック映画です。
ノルウェーのトンネルの危機管理の弱さを大いに表した作品です。
気になるところへ読み飛ばす
映画『トンネル 9000メートルの闘い』見所 感想
トンネル事故といえば、シルヴェスター・スタローンの『デイライト』を思い浮かべますが、『デイライト』はまさにハリウッド映画と言わんばかりの大迫力、大スペクタクルという感じの作品でした。
正直にいうとこの作品は、『デイライト』の迫力と比べると足元にも及びません。
しかし、実際にこういった事故があったらこんな感じなのだろうと思わせるような"リアル"感はものすごかったです。
物語は…。
クリスマスの日、主人公のソービョルン・ハール演じるスタインは娘のリサ・カーレへド演じるエリザと約束をしていました。
仕事で待ち合わせに遅れ、エリザは少し怒っています。
そんなエリザにスタインはある女性を紹介します。
エリザの母が亡くなって3年。
少し早いのではないかと言うエリザ。
スタインは前に進まないとと、言いますがエリザはその場を離れてしまいます。
おばーちゃんのところに行くと高速バスに乗り込みます。
スタインは後を追いかけますが見失い、どうしていいかわからない様子。
そんな時に、トンネル内でタンクローリーが爆発して火災が起きたと通報が。
スタインは救急隊を引退していましたが、呼び出された現場に向かいます。
悲惨な状況のトンネル内。
しかもエリザの乗ったバスがトンネル内にいるというのです。
果たしてスタインは娘のエリザを、救助者を助ける事はできるのでしょうか!?
YouTubeでの見所紹介動画
リアルな事故現場

引用元:http://www.interfilm.co.jp/Detail/20/ifd_1035/ifd_1035.html
ととは『デイライト』を観たことがあるので、その作品と比べてみますが、『デイライト』といえば先程少し書きましたがシルヴェスター・スタローン主演の同じくトンネル事故のパニック作品です。
ここも同じくトラックが爆発するのですが、『デイライト』の場合は暴走した車がトラックに突っ込む形です。
この時点からハリウッド映画バリバリの描写なのですが、その後もスタローンがトンネルに侵入するシーン、トンネルが湖の中にあるのでトンネル内に水が侵入するのですが、その水の侵入を防ぐために爆破して天井を落とすとか、もう迫力のそのものです。
比べて今作品『トンネル 9000メートルの闘い』は、トラックの運転手が睡魔に襲われ、ビニール袋が窓に張り付きそれに驚いてコントロールを失って壁にぶつかりながらもなんとか止まる形です。
派手に横転するわけではなく、横転した勢いで爆破するとかではありません。
運転手も軽傷で、現在の状況を調べます。
後続車の人間は不謹慎ながら、スマホで動画を撮っています。
これは今時ですね。
そんな事をやっているうちに、漏れたガソリンに火がつき爆発!
もちろん爆破のシーンは迫力のそのものです。
しかしその後は、迫力のシーンがある訳ではありませんでした。
「じゃあ、つまんないじゃん」って思うかもしれませんが、先が見えなくなるほどの煙と、逃げ惑う人々が起こす、2次災害と言わんばかりの事故の数々。
火事の時の死亡率で多いのは、煙によるものと聞いたことがあります。
きっとトンネルで事故があったらこんな感じで、煙に巻き込まれる不安とそれが原因で息絶える人々。
そして、そういった光景を見てパニックを起こして我先と逃げ惑う人が人を殺めてしまう。
報道がないだけで、こういった「人災」ともいえる状況もきっとあるのだろうなと、息を飲みながら観ていました。
なので迫力がないとかの声も目に入りましたが、ととはそれが"リアルな事故現場"を表しているようで、かなり見応えがありました。
その中でもパニック映画ならではの動きもあり、主人公の娘のエリザの父は元消防士でそのトンネルを熟知している男。
逃げ場所の知識があり、先頭に立って同じバスに乗ってる人を誘導します。
そして父が必ずくると信じて救助を待ちます。
その後も誰が助かるかどうかの展開になったり、助けに行ったあの人が犠牲になったりと、迫力はないもののリアル感のある、かなりハリウッド映画に負けていない『デイライト』に並ぶくらいのいい作品だったのではないかと思います。
ノルウェーの状況をもっと出しては

引用元:http://www.interfilm.co.jp/Detail/20/ifd_1035/ifd_1035.html
作品の最初に、ノルウェーのトンネル事故の状況を語っている所から始まります。
「そうなんだ」とノルウェーの状況が知識として頭に入ります。
なのでトンネル事故の現場では、そういった状況が映し出されるのだと思ったんです。
この物語だと、ノルウェーのトンネルは脱出口がほぼないらしく、トンネル事故が起こった時は運転手の自己責任だと言うので、作品でも出口がなくて怒り逃げ惑う姿があるのだと思ったんです。
そういうシーンがあればもっと感情移入して、怒りを覚えながら観れたと思うもで、もっと良かったんじゃないかと感じました。
あれ?ないんだって最後に気付くくらい、物語に没頭していたからそれほど気にならないといったら気にならないかもしれませんが、気づいてみるとない事がもったいないような気がしました。
コールセンターの女性がありえない

引用元:http://www.interfilm.co.jp/Detail/20/ifd_1035/ifd_1035.html
スタインが救出に向かった時に、コールセンターの女性とやり取りをしている場面があるのですが、その女性はその連絡の前に、現場にいた助けを求めてきた子供と連絡していて、「車に入って救助を待って」と伝えていたのです。
なので近くに必ずいるはずだから助けてくれと伝えるんです。
スタインは一通り辺りを確認しますが、見つからずもう危険な状況だから脱出するといいます。
普通ならここは無理して探させずに当たり前のように脱出させると思います。
しかしコールセンターの女性は、私情が重なったのでしょう。
どうしても探してくれと食い下がるんです。
その場面はさすがに「いや、普通は探させないだろ」って突っ込みを入れてしまいました(汗)。
その場面が最後感動につながるかといったら少し微妙ですが、その場面を見てどう感じるかは人によって違うかもしれないので、その場面に注目してもらいたいと思います。
総合

引用元:https://tsutaya.tsite.jp/
ヨーロッパ映画らしい、ハリウッド作品にはない静けさの雰囲気が凄く出ていて、大迫力のハリウッド映画に飽きた人には、違う刺激をもらえるんじゃないでしょうか。
それでもリアルな内容はととにはかなり良かったので、トンネル事故のパニック作品と言われたらおススメしたい作品です。
作品紹介
クリスマス。ノルウェーの氷山が連なる大山岳地帯。帰省する多くの若者や家族を乗せた様々な車両が、氷山を貫く長距離トンネルを走行していた。そこで悪夢は起こった。一台のタンクローリーが壁に激突し、行く手を阻まれた多くの人たちが構内に閉じ込められてしまったのだ。外では吹雪が猛威を振るっており、レスキュー隊の到着には時間がかかってしまう。
更に運が悪いことにタンクローリーの燃料が流出、やがて爆発事故と共に黒煙がトンネルを満たし始める。バスに乗り、トンネル内に取り残されていた救助隊隊員・スタインの娘・エリゼは父の到着を信じて、果敢にも乗客を守ろうと、かつて父に教えてもらったトンネル内にある技術室を目指す。迫りくる死の恐怖、父、そして救援隊は間に合うのだろうか?★『ノルウェーのトンネルには避難出口や通路が少なく、非常時の避難は運転手の自己責任とされている』
衝撃的な本編テロップから始まる超リアルなパニック巨編!!
“ノルウェーのトンネルには避難出口や通路が少なく、非常時の避難は運転手の自己責任とされている。”
このテロップから始まる本作は、日本人が持つ福祉国家・ノルウェーのイメージとは大きく乖離しており衝撃的だ。
それ故、昨今の北欧ブーム、理想郷とまで呼ばれるノルウェーのこの災害映画は、観るものにショックを与えるだろう!引用元:http://www.interfilm.co.jp/Detail/20/ifd_1035/ifd_1035.html
登場人物
役名/演者名
スタイン/ソービョルン・ハール
元消防士。娘の危機に救助に向かう。
エリザ/リサ・カーレへド
スタインの娘。父と同じく正義感が強い。
作品情報
スタッフ
- 監督:ポール・オイエ
- 製作:ヨン・アイナル・ハーゲン、アイナル・ロフテスネス
- 脚本:シェルスティ・ヘレン・ラスムセン
製作国
- ノルウェー
上映時間
- 103分
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まとめ
リアルな事故現場をかなり感じれる内容になっています。
救えた親子愛と失った家族愛の形も描かれていて、グッと涙する場面もあります。
気になった方は是非とも観てほしい作品です。